ユニクロの屋上にジャングルジムが 体験型の店舗続々

佐藤亜季
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 ユニクロは、国内の店舗をただ商品を売るだけではなく、屋上を公園にしたりアプリを使った服選びがしやすくなったりと、来るだけで楽しめる店舗に変えていく。まず、4~5月に東京の原宿、銀座と横浜の三つの大型店を新設や増床してオープンする。今後も全国規模でこうした店を増やしていくという。海外に比べて伸びが鈍化している国内市場の活性化を狙う。

 4月10日に横浜市に新たに開店するのは、「UNIQLO PARK 横浜ベイサイド店」。屋上をジャングルジムなどの遊具を設けた公園にし、買い物だけでなく家族で楽しめて憩える場にしたいという。低価格衣料品ブランド「ジーユー」との合同店舗で、地上1~3階の売り場面積は計約4千平方メートル。半分ほどがそれぞれの売り場となる。

 4月25日に原宿に新装開店する「原宿店」では、ネットとリアル店舗の融合をめざす。昨秋に始めたユニクロとジーユーの着こなし検索アプリが体現できる専用売り場を、世界で初めて設ける。アプリに自分が着たい服の写真を読み込ませると、それに近い服が表示されてその場で試着できる。地下1~地上1階の売り場面積は約2千平方メートル。

 さらに、5月15日に銀座の「UNIQLO TOKYO」を増床してオープンする。地上1~4階の売り場面積約4500平方メートルをゆったり使い、家族でゆっくり過ごせる空間をめざすという。

 オープン日はいずれも、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で変わる可能性がある。

 ユニクロを展開するファーストリテイリングの2019年8月期の売上高は2兆2905億円(前期比7・5%増)で過去最高だった。ただ、日本のユニクロ事業の売り上げは前期比0・9%増で、海外のユニクロ事業が前期より14・5%伸びているのに比べると成長に陰りの兆しが出ている。(佐藤亜季)