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 「新型コロナウイルスから回復した」とうそを投稿してライブハウスの訪問を予告し、アイドルらの音楽イベントを妨害したとして、警視庁は16日、東京都江戸川区篠崎町4丁目、会社員辻山孝太容疑者(30)を偽計業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。辻山容疑者は実際は感染していなかったといい、容疑を認め、「認識が甘く、後先を考えなかった」と供述しているという。

 渋谷署によると、辻山容疑者は15日、ツイッターに「コロナから復帰しました。ファンの皆さん今日はお願いします! 行きマウス」などとツイッターに書き込み、東京都渋谷区道玄坂2丁目のライブハウスで、複数のアイドルが出演して同日開かれたイベントへの参加を予告。安全確認のためイベントや物品販売を一時中断させるなど、主催者の業務を妨害した疑いがある。

 辻山容疑者は出演アイドルの一部のファンクラブ会員で、実際に会場を訪れており、主催者は場内放送で呼び出して事情を聞き取ったほか、会場の換気などの対応も余儀なくされた。別のファンが書き込みを見つけて主催者に連絡したという。

 新型コロナウイルスをめぐっては、これまでにライブハウスでの集団感染が判明。愛知県蒲郡市では、自宅待機を求められている感染者の男性が飲食店を訪れ、店が営業自粛に追い込まれ、県警が偽計業務妨害の疑いもあるとみて捜査を進めている。