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 新型コロナウイルスの感染拡大で、この夏の東京オリンピックの延期論が広がる。ただ、延期という選択をしても、課題は山積みだ。

会場は確保できるのか

 年間300件ほどの展示会が開かれる、国内最大級の大規模展示場「東京ビッグサイト」(東京都江東区)。約8万平方メートルの展示面積は五輪・パラリンピックの招致時から、国際放送センターやメインプレスセンターとして使われる計画が立てられていた。

 大会に向け、東展示棟は2019年4月~20年11月、西展示場は20年5月~9月、展示場としての使用を中止。展示会の関連企業からは悲鳴が上がっていただけに、都幹部は「1年先まで予約はいっぱい」と話す。

 ビッグサイトによると、仮に21年や22年の夏に延期になったとしても、この時期はすでに予約を希望している主催者がいて、契約に向けて「調整中」という。都の担当者は「すでに合意された契約があるならば、変更してもらうことは金銭補償にもつながりかねず、極めて難しいのではないか」と話す。

 他の競技会場にも困惑が広がる。

 五輪・パラリンピックでレスリングなど7競技が実施される幕張メッセ(千葉市美浜区)。大会組織委員会から3年前の17年3月に使用期間の打診があった。最終的に組織委は20年の4月21日から5カ月間使用することになり、毎夏恒例のロックフェスティバル「サマーソニック」が休止、世界最大級の造形イベントも時期をずらした。昨年はこの5カ月間で373件のイベントや国際会議があったという。延期が可能かについて、担当者は「仮定の話には答えられない」とする。

 柔道と空手の会場となる日本武…

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