拡大する写真・図版欧州向けの主力車をつくる日産自動車の英サンダーランド工場=2019年10月、英北部サンダーランド、和気真也撮影

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 欧米での新型コロナウイルスの感染拡大が、世界の自動車産業に深刻な影響を及ぼすとの懸念が強まってきた。感染が広がる欧州諸国では政府の方針で自動車販売店が休業し、一部の工場が操業停止を強いられている。米国では市場が急速に縮小するとの予測も出てきた。日系自動車メーカーへの打撃も避けられない。

 世界保健機関(WHO)が世界的な流行の「中心地」になったと位置づけた欧州で、とくに生産・販売への悪影響が目立つ。感染拡大が深刻なイタリアでは、生活必需品を扱う一部を除いて商店の営業が12日から2週間禁止され、日産自動車やホンダ、スズキなどのすべての販売店が休業している。

 欧米自動車大手FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は16日、イタリア、セルビア、ポーランドの工場を27日まで止めると発表。欧米メディアによると、独フォルクスワーゲン(VW)グループの高級車ブランド、ランボルギーニもイタリアでの生産を2週間止める。

 スペイン政府も14日、食料など生活必需品の買い出しや仕事上の必要などがない限り外出を禁止すると発表した。ロイター通信によると、日産自動車・仏ルノー連合やVW、米フォードなどが13日以降、スペイン国内の工場の稼働を一時停止している。日産広報は「人の移動が制限され、部品供給網に影響が出ている」としている。

 フランス政府も生活必需品を扱う一部を除いて15日から当面、店舗の営業を禁止した。スズキはイタリアに加え、フランス、スペイン、オーストリアでも販売店が休業しているという。

 米証券大手モルガン・スタンレ…

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