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 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で経済にも深刻なショックが広がりつつある。危機感を抱く日米の中央銀行が相次ぎ金融緩和に乗り出した。ただ両者に残される政策余地には大きな差がある。今回、日米の中銀が相次いで打ち出した政策から、そのことが改めて浮かび上がった。

拡大する写真・図版金融政策決定会合を受けて記者会見する日銀の黒田東彦総裁=2020年3月16日午後4時36分、東京都中央区、北村玲奈撮影

 経済に実質的な効果が期待できる「大幅利下げ」に動いたのは米FRB(連邦準備制度理事会)だ。3日に政策金利を0.5%幅引き下げる緊急利下げに踏み切ったばかりだが、米国時間15日(日本時間16日朝)には一気に1.0%幅引き下げ、4年ぶりにゼロ金利政策を復活させた。

 一方、いまだマイナス金利から抜け出していない日本銀行には実質利下げ余地はもうない。16日に打ち出した政策では、利下げ以外のあの手この手で苦し紛れの手をなんとかひねり出すのが精いっぱいだった。

 思わぬウイルス感染拡大による…

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