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 中国の有名企業家、任志強氏が今月12日ごろから行方不明になった。任氏は過去に習近平(シーチンピン)国家主席を批判するなど「物言う企業家」として知られ、最近は新型コロナウイルスをめぐる政府の対応を非難していたという。16日付の香港紙サウスチャイナ・モーニングポストが報じた。

 報道によると、任氏は中国当局が感染拡大の情報を隠蔽(いんぺい)したと指摘したうえで、感染の抑え込みに成功したとして習氏が自らの権力を強めようとしていると批判したという。

 任氏は大手不動産開発会社トップを務めた一方、中国版ツイッター「微博」に3700万人以上のフォロワーを持ち、政権に批判的な内容を発信した。だが、2016年に政府の命令でアカウントを閉鎖され、その後は当局の監視下に置かれたという。(香港=益満雄一郎)