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 香港政府観光局は16日、2月の訪問客数(速報値)が前年同月比96・4%減の19万9千人だったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、香港政府が2月8日、中国本土からの入境者を14日間隔離する措置を導入した影響で、記録的な落ち込みとなった。

 90%を超える減少幅は、重症急性呼吸器症候群(SARS)が直撃し、観光客が激減した2003年5月の67・9%減を大きく上回るものだ。同局は16日、経営が悪化した旅行会社やホテルなど観光業界を支援するとして、4億香港ドル(約55億円)を緊急拠出することも明らかにした。

 また同局は3月の訪問客について「感染の拡大に伴い、さらに減少するだろう」として、厳しい経営環境が続くとの見通しを示した。(香港=益満雄一郎)