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 東レの子会社で水プラント中堅「水道機工」(本社・東京)の複数の社員が、国家資格「1級土木施工管理技士」の受験に必要な実務経験年数を偽って不正に取得していた疑いがあることが同社への取材で分かった。「経験がない方でもやり方次第」などと書かれた社内の試験マニュアルもあった。同社は「非常に重大で深刻な案件」と受け止め、国に報告するとともに社内調査を進めている。

 この資格は道路や河川などの土木工事で工程や安全を管理するもので、1級と2級がある。1級は学歴に応じて3~15年以上の実務経験などがなければ受験できず、過去5年の合格率は30~40%台。受験者が実務経験を偽った場合、国は合格の取り消しや3年間の受験禁止の罰則を定めている。

 朝日新聞は、同社の役員名で作成された試験マニュアルを入手。「皆さんは、実際に『土木』工事経験のない方がほとんど。しかし、やり方次第では見事に“合格”を勝ち取った方もいます」「実際に工事をした人にしか分からないエッセンスを“それらしく”盛り込むかがカギ」などの記載がある。

 このマニュアルについて取材したところ、同社は、この役員が同社の子会社向けに作成し、その後に本社でも共有されたと認めた。社内調査に対し、複数の社員が、受験に必要な実務経験が足りないにもかかわらず、1級に合格したと説明しているという。同社は、社印の入った虚偽の証明書を提出して受験したとみて調べている。

 同社は10日、資格を所管する…

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