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 12日に非公開であった香川県議会の「県ネット・ゲーム依存症対策条例」検討委員会の内容が、県議らへの取材でわかった。条例の素案へのパブリックコメント(意見公募)で賛成が多かったのを理由に採決が促され、事前に準備した条例案をそのまま決めていた。条例案は18日の本会議に提出され、可決される見込み。

 検討委は県議14人で構成され、自民党県政会7人、リベラル香川3人、自民党議員会2人、公明党議員会1人、共産党議員団1人。委員長の大山一郎議長と副委員長はともに県政会だ。

 12日は、県議会事務局がパブコメの概要を説明する冒頭の30分だけが公開された。事務局は賛成2269件、反対401件などと賛否別に説明。賛否を問うものではないパブコメでは、異例のやり方だった。

 複数の県議によると、事務局の説明に続く非公開の討議で、「パブコメを精査したい」「この場で意見をまとめるのは難しい」と、慎重な議論を求める声が上がった。

 しかし、県政会の委員の一人が「(パブコメは)賛成多数だから、もう採決してはどうか」などと発言。議論は約20分ほどで打ち切られ、修正案が賛成多数で可決された。

 修正案は、平日60分とする子どものゲーム時間を「基準」から「目安」などに変えたもの。事前に用意され、一部の委員には前日までに示されていた。採決を促したとされる委員は取材に、「非公開なので答えようがない」と話した。

 パブコメをめぐっては、県内の市議が、賛否を選ぶ欄を入れた自作の用紙を知人らに配り、約50人分をまとめて提出していたことが分かっている。

 パブコメの原本は、検討委の委員にも示されていない。複数の会派が公開を申し入れているが、大山委員長から17日、「個人情報の黒塗りが間に合わない」などとして、本会議終了後の18日午後1時から閲覧できると回答があったという。

 議員会と共産党の2会派は16日、「県民に疑念が持たれたまま制定することは避けなければいけない」とし、大山委員長に詳細な内容の公開を申し入れた。リベラル香川も17日、同じ申し入れをした。

 ある委員は「中身を見せないま…

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