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 トランプ米大統領は16日、ホワイトハウスで会見し、新型コロナウイルスについて「世界のどこでもコントロールできていない」と述べた。経済への悪影響を懸念し、前日までは制御に自信を見せていたが、感染が急速に広がる現実を前に、拡大を抑え込めていないことを認めた格好だ。

 トランプ氏は会見でまず、感染拡大が落ち着く時期の見通しを問われ、専門家の見解を紹介する形で「彼らは8月、7月かもしれないし、もっと長くかかるかもしれないと見ている」と答えた。

 これを受け、記者から「あなたは昨日、『素晴らしく制御できている』と発言した。5カ月も先の8月まで今の状態が続くのであれば、発言を見直すか」と質問が出た。

 この問いに答えて、トランプ氏は制御できていないことを認めた。

 前日まで「とてもうつりやすいウイルスだが、我々は素晴らしく制御できている」などと述べていたことから、認識が一日で変わったと米メディアは伝えた。

 ワシントン・ポスト紙によると、米国内の感染者は16日午後(日本時間17日午前)で4660人を超え、死者は85人。同日に増えた死者は18人で、一日で最大の増加幅だったという。(ワシントン=金成隆一)