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 中国の人々が先祖の墓参りをする清明節(4月4日)を控え、新型コロナウイルスへの警戒が再び強まっている。墓地に人が集まって感染リスクが高まるのを抑えるため、各地で墓参の予約制が敷かれたり、「ネット墓参り」が呼びかけられたりしている。

 北京市は墓参の時期を分散させるため、3月21日から約3週間の間、墓苑への入場を予約制にし、1日当たりの墓参りの人数に上限を設けた。一つの墓に参れる人数も1日3人までにし、人が集まる納骨の儀式や、学校が生徒らを連れて著名人の墓を参るような集団活動を禁じた。

 人数制限や予約制は中央政府が呼びかけており、上海市や四川省でも採用されている。

 インターネットや「代行サービス」などの利用を呼びかける地域もある。

 遼寧省瀋陽市は墓参りを全面的に禁止にし、代わりに市のサイト上での「ネット墓参」を勧めている。ネット上につくった架空の墓に花などを捧げる仕組みだ。

 甘粛省蘭州市も墓参を全面禁止とした上で、市民に代わり墓地の管理会社などが墓を清掃するよう求めている。広東省スワトー市は、担当者が菊を献花する無料の代行サービスを準備するとし、「墓参りは夏や冬の別の祭日にしよう」と呼びかけている。(北京=平井良和)