【動画】国産初のジェット旅客機「スペースジェット」の最新試験機が初飛行=初見翔、上田潤撮影
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 国産初のジェット旅客機「スペースジェット(旧MRJ)」を開発する三菱航空機は18日、最新の試験機をつかった飛行試験を始めた。航空会社への納入時期はすでに6度も延期。崖っぷちに立たされるなか、開発を急ぎたい考えだが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うリスクも新たに浮上している。

 18日午後3時前、開発拠点の県営名古屋空港(愛知県豊山町)の滑走路から白と赤を基調にした機体が離陸した。愛知県南方の太平洋上空で基本性能を確認し、約2時間後に着陸した。

拡大する写真・図版試験飛行に向け離陸したスペースジェット=2020年3月18日午後2時52分、愛知県豊山町の県営名古屋空港、上田潤撮影

 三菱航空機は初飛行に合わせて計画していた記者会見などのイベントを、新型コロナによる感染拡大を防ぐため中止に。初飛行を見に集まることを自粛するよう航空ファンらへ呼びかけたが、空港の展望デッキには100人ほどが集まり、離陸の瞬間は歓声も上がった。

 この機体は「10号機」と呼ばれる最新の設計を反映した試験機だ。安全性を高めるため、それまでの設計に900件以上の改良を加えた。当局が安全性のお墨付きをあたえる「型式証明(TC)」を取得するには、この試験機を米国での飛行試験に投入する必要がある。

 10号機の完成は当初17年秋…

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