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 中日の元投手、外野手で球団代表も務めた井手峻監督(76)率いる東大野球部が、4月11日に開幕予定の東京六大学春季リーグ戦で2年半ぶりの1勝を目指す。同部初のプロ出身監督は、創部101周年の母校をどう導くのか。思いを聞いた。

 ――沖縄でのバッテリー合宿を含めて1カ月余り続いた九州遠征が今月10日に終わり、遠征中のオープン戦は3勝2敗1分けでした

 「投手を中心とした守りの野球を目指し、今のところはまあ順調です。どの投手も大崩れすることなく、うち4人が5イニングを投げ切った。(東都大学リーグの昨秋覇者)中大戦では守りが乱れて2―5で負けましたが、いい試合はできました。ただ、打つほうがよくない。課題ですね」

 ――どう強化しますか

 「今の日本の野球は(米大リーグで流行の)『フライボール革命』に毒されている。(打球を)140メートル飛ばせない選手が打ち上げてもだめです。前へ、強く鋭い当たりを飛ばすにはどうするか。今後、強い相手とのオープン戦をさらに重ねる中でつかんでいってほしい」

 ――初采配は引き分け、2戦目の西南学院大戦で1―0で初勝利。八回の守りで、1死二、三塁でも前進守備をとらず、下がるよう指示した采配は選手たちには意外だったようです

 「1点とられても同点だけど、前進守備で(内野を)抜かれたら逆転されてしまう。目指すのは、基本を大切にした『負けない野球』。守備や走塁、バント練習にも力を入れてきた。成果を神宮でも出せたらいいですね」

 ――沖縄遠征中の2月13日に76歳に。監督業は激務ですが、どう健康維持を

 「ぎりぎりですよ、体力ぎりぎ…

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