[PR]

 私が死んだら、この子はどうやって生きていけば――。長くひきこもり状態の子がいる親たちに共通した切実な悩みです。ひきこもった事情に応じた支援のほかに経済的な備えの必要性を専門家は訴えています。

 2年前に退職した東京都内の男性(76)は、16年前に妻を亡くしてから、持ち家で息子(44)と2人で暮らす。息子は大学を卒業後、自動車会社に技術職として就職したが、人間関係が原因で1年余りで退職。その後、公認会計士を目指したがかなわず、自宅にひきこもるようになった。

 息子は、自分の思い通りにいかないとイライラを募らせ、自宅の机やドアを蹴飛ばしたこともあった。男性は、すがる思いで見つけた民間団体でカウンセリングを受け、話を聞いてもらって救われたという。

 息子は最近、食事の支度や短時間の買い物ならできるようになった。暴力的な行動もなくなり、男性の気持ちにゆとりができたが、新たな不安が頭をもたげた。「今後、自分がいつ病気になったり認知症になったりするかわからない」。死んだ後の財産管理について誰かに相談したいと思った。妻が亡くなるまでは、金銭管理は妻任せだった。

 男性は、不動産など遺産のほと…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら