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 政府の専門家会議が19日、新型コロナウイルス対策を検討する会議を開き、新たな見解を示した。欧州のように感染が爆発的に拡大する可能性を指摘し、大規模イベントは引き続き自粛するよう求めた。見解をふまえ、政府は近く新たな対策を示す。安倍晋三首相の要請で始まったスポーツ・文化イベントの自粛や、学校の一斉休校はいつまで続くのか。

 患者の爆発的な増加を防ぐには、クラスターを早く見つけて濃厚接触者を突き止め、新たな感染を止める調査が必要だ。世界保健機関(WHO)も、クラスターが生じた国にこうした調査の強化を求める。WHO・中国の共同調査団の報告書によると、中国・武漢だけでも専門家が加わる1800以上のチームが接触者の調査にあたった。

 だが、日本国内の態勢は不備が目立つ。厚生労働省は先月、クラスター対策班を組織したが、専門家会議は「対策を指揮できる専門家が少ない」と指摘。調査を担う各地の保健所では通常の業務に加えて、感染が疑われる人の電話対応や、感染拡大に備えた医療機関の受け入れ態勢の整備にも追われる。「クラスター対策に人員を割けない」とし、人材確保や保健所への予算投入などを国に要望した。

 WHOの報告によると、感染者が爆発的に増えたイタリアでは、3月1日時点の感染者は1128人。その2週間後に2万人を突破し、死者は50倍に。18日時点で感染者は3万1千人、死者2500人を超え、医療崩壊が指摘されている。

 新型コロナの感染から発症まで平均5日ほどで、1週間ほどはかぜの症状が続く。国内では、感染者の濃厚接触者だとわからなければ、入院が必要な肺炎が生じるまで通常は検査対象にならず、感染が起きてから自治体が感染者を把握するまでに2週間ほどかかる。

 このため、専門家会議は気づか…

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