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 日本政府は新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査が国内で17日までに約3万5千件行われたとしている。国内では、必要な検査が行われていないと指摘する声もある。また、政府の専門家会議は、患者集団を早期に発見する専門家らが不足している現状も踏まえ、今後、患者が爆発的に増加する可能性を懸念している。

 欧州の感染起点となったイタリアでは、2月下旬に北部ロンバルディア州(約1千万人)の地方都市で集団感染が判明。北部を中心に感染が拡大した。政府の最新統計では感染者4万1千人超、死者約3400人に上る。

 致死率は約8%で、中韓など感染者が多い国々の中で突出する。イタリアの保健当局はすでに約18万人がPCR検査を受けたとし、高い致死率について「検査で陽性になった人の死亡を、すべて含めているため」と説明する。

 現在最も懸念されているのが、医療体制が崩壊する危険性だ。ロンバルディア州には全国の感染者の半数が集中。国内では最も医療体制が充実しているとされるが、州内にある約1千の集中治療用ベッドはほぼ埋まっている。同州にあるベルガモ大学などの研究では、必要な集中治療用ベッド数は、4月中旬までに4千床に達する見込みという。

 イタリアでは、政府が公立病院の統廃合や医師の給与カットなどの医療費削減策を進めた結果、多くの人材が国外に流出。緊急事態に対応できなくなっていたとの批判が上がる。地方の医師会長によると、医療従事者用マスクだけでなく、吸入用の酸素、人工呼吸器も不足している。ロンバルディア州のフォンターナ知事は「まもなく新規患者への対応ができなくなる」との危機感を示した。

 一方、韓国では一時的に感染者…

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