各国で相次ぐ入国規制 「移動の自由」重視のEUでさえ

有料会員記事新型コロナウイルス

ワシントン=香取啓介、ブリュッセル=津阪直樹
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 日本政府は1月28日、中国・武漢市への渡航歴がない日本人男性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。国内でヒトからヒトへの二次感染がわかった初のケースだった。政府はその37日後、感染者が急増していた中韓からの全面的な入国制限の強化を打ち出す。習近平(シーチンピン)国家主席の国賓訪日延期を発表した数時間後だった。

 昨年12月に中国で初の新型コロナウイルスの発症者が出てから約3カ月余り。感染者数は欧米でも急増し、世界で20万人を超えた。世界保健機関(WHO)が世界的流行(パンデミック)と認め、各国が人の移動制限を強化。私たちの日常生活や経済活動にも混乱が及んでいる。この間の日本政府の対応を、他国の内容と比較した。

 米国では1月21日、国内で初の感染者が確認された。トランプ政権は10日後、各国に先駆けて、直近に中国に滞在したすべての外国人の入国を規制すると発表した。

 米国内の感染者は2月末まで数十人に抑えられていたが、老人ホームなどで集団感染が起き、急増した。トランプ氏は国内の感染者が1200人を超えた3月11日、欧州26カ国を対象に、入国を停止すると表明。この26カ国の大半が含まれる欧州連合(EU)から飛行機を使って米国に渡った人は、昨年3月に約150万に上っていた。

 トランプ氏は欧州からの入国…

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