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 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は19日、新型コロナウイルスの感染拡大で7月24日からの開催が懸念されている東京五輪について、「もちろん異なるシナリオは複数検討している」と発言した。同時に、「中止は議題にない」とも語り、初めて延期を示唆した。19日付の米ニューヨーク・タイムズ紙が報じた。

 五輪開催の判断についてはこれまで通り「時期尚早」としている。世界中のスポーツイベントが相次いで中止や延期に追い込まれているなか、バッハ会長は危機の影響を認めた上で、「我々が議論しているのは7月末。ほかのように4月や5月末ではない」などと説明し、他競技の大会とは状況が違うことを強調。また、仮に延期となった場合の経済的損失にも対応できる自信を見せた。(ロンドン=遠田寛生)