【動画】ドリフトの世界大会に密着、競技のポイントを解説。同乗映像も=中川仁樹撮影
[PR]

 フィギュアスケートのように華麗に車を走らせることを競う「ドリフト」。この日本発祥のモータースポーツがいま、世界の車好きを夢中にさせているという。各国のチャンピオンらが集まる世界一決定戦が昨年、日本で開催された。その魅力を探りに行った。

 2台の車が猛スピードで向かってくると、カーブの手前でそろって後輪を滑らせた。車は日産自動車のシルビアとマツダのRX―7。いずれも15年以上も前に販売を終えた「名車」だ。並んで横を向き、目の前を猛スピードで通り過ぎていった。

 爆音を響かせ、右に左に派手なドリフトをして曲がっていく光景は大迫力。後輪が巻き上げた土が顔にあたり、タイヤからの白煙で周囲がまったく見えなくなったほどだ。

日本発のスポーツ、世界へ

 ドリフト世界大会が開かれたのは茨城県の筑波サーキット。ドリフトはもともと山道などで後輪を滑らせて曲がるテクニックだったが、日本ではスポーツとして進化。2001年には「D1グランプリ」が始まり、プロも誕生した。

 ドリフト競技のメイン種目は1対1で競う「追走」。走行中の速度や、進行方向に対する車の角度、安定性などを採点する。後追いの車は前の車にどれだけ近づけるかも重要になる。前後の順番を入れ替えて2回走り、勝者が勝ち上がるトーナメント方式でチャンピオンを決める。

 「カッコよさ」で勝敗を決める分かりやすさは外国でも注目を集め、いまでは40カ国以上で大会が開かれるようになった。これを受け、F1の主催者である国際自動車連盟(FIA)が承認する世界大会が17年にスタート。1年目こそ日本人選手が1位と3位を獲得したが、前回は外国人選手が表彰台を独占。今回もロシア人のゲオルギィ・チフチャン選手が連覇を達成し、3位に英国人のアンドリュー・グレイ選手が入った。

 ゴーチャの愛称で日本でもファンが多いチフチャン選手は「いま世界では優秀なドリフトの選手がどんどん育っているんだ。米国や欧州、そしてロシアにもいっぱいいるよ」。前回2位だったスイスのイヴ・メイエー選手は「ユーチューブでドリフトを学んだ。スイスにはサーキットはないので、ドイツなどで練習するんだ」と笑う。

迫る海外「進化がすごく速い」

 手軽に始められるのもドリフト…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら