パレスチナ・ガザ地区、初めて感染確認 医療体制に不安

新型コロナウイルス

エルサレム=高野遼
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 パレスチナ自治区のガザ保健省は22日、ガザ地区で初めて新型コロナウイルスへの感染者が確認されたと発表した。パキスタンから戻ったパレスチナ人2人が検査で陽性反応を示したという。

 AFP通信によると、2人は19日にパキスタンからガザ地区に戻り、国境近くの施設で隔離措置を受けていた。一般市民との接触はないという。保健省によると、ガザ地区では水際対策として、地区外から戻った市民1千人以上を隔離して経過を観察していた。

 ガザ地区はイスラエルと対立し、外部から封鎖された状態にある。医療体制が十分でなく、貧しい難民も多いため、いったん感染が広がると深刻な事態になることが懸念されている。(エルサレム=高野遼)

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