宮城)テレワークのIT企業 意思疎通に努力

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申知仁 志村英司
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 宮城県内では新型コロナウイルスの感染確認は男性1人(すでに退院)だが、学校の臨時休校やイベント自粛で、暮らしやなりわいに大きな影響が出ている。終息のめどが立たない中、人々は知恵を絞って苦境を乗り切ろうとしている。

テレワーク IT企業、チャット駆使

 IT企業・アイティオール仙台支社(仙台市青葉区)では、2月中旬から全社員10人が在宅勤務を続ける。

 朝9時半の始業時刻、イラスト制作などを担当する相沢ももこさん(26)は、市内の自宅でパソコンを立ち上げる。「おはようございます」。30分ほど、社員の自宅を同時に通話アプリ「スカイプ」でつなげ、その日の業務の流れなどを共有するという。

 仕上げたイラストの確認など、連絡はほとんどがチャットだ。午後6時半、仕事内容をまとめた日報を提出し、仕事を終える。昼休みも自宅で過ごし、業務時間中の外出はしない。

 相沢さんは普段、1時間かけ…

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