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 新型コロナウイルス対策で、米ハワイ州のイゲ州知事は21日、州外から訪れる観光客や戻ってくる住民などすべての訪問者に対し、14日間の自宅隔離を求める命令を出した。観光客はホテルの部屋での待機を求められる。春休みの時期を前に実質的にハワイでの観光ができなくなり、旅行者やハワイの産業に大きな影響が出るのは必至だ。

 命令は26日から発効する。住民か外国人かを問わず、州外から訪れるすべての人が対象。観光客は米国人も含め、宿泊するホテルやロッジで14日間待機しなければならず、治療が必要な場合を除いて部屋から出ることはできない。ハワイに帰ってきた州民も自宅待機を求められる。違反者には罰金などが科される。

 イゲ知事は17日、ハワイへの旅行を計画している人に対し、今後30日間については旅行を他の日に延期するよう求めていたが、今回の待機命令はさらに厳しい内容。米ニューヨーク・タイムズ紙によると、ハワイ州の感染者数は48人に上り、警戒感が強まっている。(サンフランシスコ=尾形聡彦)