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内密出産 いのちをつなぐ④

 親が育てられない子どもを匿名で預かる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を運営している慈恵病院(熊本市)の蓮田健副院長ら11人が1月末、韓国・ソウルを訪れた。母子の命や権利を守る取り組みで先行する施設を視察するためだ。訪問に同行し、韓国の現場を取材した。

拡大する写真・図版ベビーボックスに預けられたばかりの赤ちゃんを抱く施設スタッフ=2020年2月1日午前11時5分、ソウル市、白石昌幸撮影

 1月31日午後、最初の視察先のソウル市西大門区にある未婚の母子の生活を支える施設「愛蘭院(エランウォン)」の本部。一行を出迎えた姜英実院長が施設の概要を説明してくれた。愛蘭院の創立は1960年と古く、当初は養子縁組と短期間の入所保護をするキリスト教系の施設として始まった。約40人の母子が入所しているという。

 注目されているのは、予期せぬ妊娠をした女性への一貫した支援だ。まず女性からのSOSを「危機的妊娠支援センター」の電話で受け付け、安全に出産できる環境を整える。その後、母子ともに暮らせる施設に入所させ、母親には通学や職業訓練の機会を提供。地域社会での自立まで4~5年かけて支える。姜院長は「ワンストップサービスで長期にわたって集中的に人的・財政的投資を続ければ、確実に母親の自立につながる」と話す。

 国や地方自治体など行政への働…

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