拡大する写真・図版スケートリンクを見つめる名古屋スポーツセンターの長江和弘社長(右)と足しげく営業に通った中電エナジーサービスの梅村佳乃子さん=名古屋市中区

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 中部電力が4月、三つの会社に分かれ新たなスタートを切る。送配電部門が法的に分離されることに伴い、販売部門も分け、経営トップも5年ぶりに交代。自由化の荒波のなか、新事業を加速させるが、新型コロナウイルスの感染拡大も重なり、「第二の創業」は波乱の船出となる。

 名古屋の「フィギュアスケート王国」の歴史を語るうえで欠かせない中区の名古屋スポーツセンター。浅田真央さんら多くの名選手が育ったスケートリンクの舞台裏で、エネルギーの熾烈(しれつ)な顧客争奪戦があった。

拡大する写真・図版浅田真央さんや宇野昌磨選手など多くの名選手が育ったスケートリンクがある名古屋スポーツセンター=名古屋市中区

 「中部電力にはまず電気契約でいいプランを出してもらったからガスもお願いすることにした」。同センターの長江和弘社長は満足そうに話す。昨年1月、東邦ガスとのガス契約をやめて中部電に切り替えた。

 電気代が施設の年間予算の1割を占めるのが悩みで、いくつもの新電力に問い合わせた。長江社長は「安いところはあった。でも1年縛りの契約など小規模事業者ほどややこしかった」。中部電の営業担当者は、時間ごとの使用電力を見える化し、電気代を抑えられるプランで契約をつなぎとめた。頻繁に通い、さらに電気・ガスのセット契約も獲得した。

 小売りの全面自由化で、電力会…

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