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 全国で28カ所(3月13日現在)の水素ステーションを運営するエネルギー大手・岩谷産業で水素事業を担当する津吉学・常務執行役員(56)に、水素ステーション整備の現状と課題を尋ねた。

 ――カセットコンロで有名な会社ですが、水素事業にも力を入れています。

 「当社の創業者の岩谷直治はいち早く水素エネルギーの可能性に気づき、1941年に水素の販売を始めました。水素にはずっと力を入れており、工業用水素では国内シェアの約70%を持っています。ステーションの運営自体だけを目的にしているわけではなく、水素をつくるところから売るところまで、一気通貫でやろうとしています」

 「大阪、千葉、山口と国内3カ所に工場を持ち、液化水素を製造しています。水素の沸点はマイナス253度。それ以下の温度に冷やして液体の水素で運ぶことで、圧縮するよりも一度に大量に運べるようになります」

 ――水素ステーションの現状は。

 「いまは28カ所を運営しており、3月末ごろには10カ所が新たに完成する予定です。2020年度末で53カ所にする計画です」

 ――採算はとれているのですか。

 「いちばん利用が多い東京・芝公園のステーションでも、採算ラインにはまだ届いていません。もともと最低700~800台の燃料電池車(FCV)が顧客としてついていないとダメと言われており、いまの普及台数ではしばらくは黒字化は難しいです」

 ――それでも整備を進めるねらいは。

 「何をバカなことを、と思われ…

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