日本航空が4月から女性客室乗務員(CA)らの靴の規定を見直すことが23日、明らかになった。これまでは3~4センチのヒールのあるパンプス(足の甲があいた靴)を着用するルールだったが、4月からは高さ0センチでも可能とし、ローファーなども認める。職場でのパンプス着用強制の撤廃を訴える「#KuToo」運動の広がりが影響したとみられる。
同社は4月からCAや地上職員の制服を刷新するのにあわせ、靴に関する規定も見直す。これまで同社の制服規定では、女性CAの靴は「黒のパンプスでヒールの高さ3~4センチ、ヒールの幅4センチ程度」、女性の地上職員は「黒のパンプス、ヒールは3~6センチ、ヒール幅2センチ以上」などと定められていた。
見直し後はヒールの高さは0~4センチとし、パンプス指定も撤廃する。「色は黒で、プレーンなもの」であれば、ローファーやドライビングシューズなども可能になるという。同社広報担当者は「社員から要望があったと聞いている。ジェンダー平等や社員の安全・健康面に配慮した」と話す。
職場でのパンプス着用強制を…