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 りそなホールディングス(HD)は、2021年4月から人事制度を変え、社員の職種を現在の3種から20種程度に細分化する。業務の細分化によって専門性を高め、新規事業の創出などにつなげるねらいだ。

 現在の仕組みでは、社員は営業、窓口、企画に分かれているが、20種程度に細分化する。たとえば、決済やデータサイエンティストなどの職種を新設する。現在働いている社員も、本人の希望や適性などに応じて新たな職種に割り振る。評価体系も見直し、専門性を評価する比重を増やす。支店長など管理職にならなくても、給与が上がりやすい仕組みの導入も検討する。

 4月にりそなHD社長に就く南昌宏氏が朝日新聞のインタビューで、「りそなの持つ顧客基盤にデジタル技術を掛け合わせることで、新しい価値を提供できる。人材やシステムも変革を行っていかなくてはいけない」と話した。20年度に始まる中期経営計画で新規事業の立ち上げをめざす。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、新中計の発表時期は検討中だ。南氏は「足元の業績がどれくらい変動するかを見極めたい」としている。(新宅あゆみ)