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 津波で流された写真をきれいにして持ち主に返す活動が、東日本大震災から9年たった今も続いている。震災直後に岩手県陸前高田市で返却会を始めた団体は、震災の被災地以外にも写真洗浄の技術とともに、1枚の写真の大切さを伝えようとしている。

 一般社団法人「三陸アーカイブ減災センター」は、岩手以外でも東京や仙台で返却会を開いてきた。「懐かしい」。横浜で暮らす会社員村上秀哉さん(56)は昨年春、東京であった出張返却会に参加した。陸前高田市の実家は流され、父の遺体は見つかったが母親はまだ不明のままだ。両親の写真を見つけ「懐かしい」と目を細めた。

 センターは震災直後の2011年4月末、東京からボランティアに入った秋山真理さんが立ち上げた。返却会などを通して写真のほかランドセルや位牌(いはい)など、津波で流された思い出の品々を返却してきた。

 保管する写真は現在、約6万9…

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