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 いまの日本、勤め人が恐るおそる声を上げたらどうなるのだろう。大手引っ越し会社で働く青年の記録映画「アリ地獄天国」が上映中だ。人の尊厳をあざ笑う「会社文化」に異を唱える者へ、主人公とともに泣いた監督が映像による賛歌をささげる。

 主人公は元システムエンジニアの34歳。「労働者の権利」を口にさせるにはあまりにも頼りない青年だ。結婚をひかえて情報誌の「年収1千万円」に目がとまり、大手引っ越し会社に転職する。

 順調に出世をしていたある日、社用車で事故を起こして48万円の個人弁済を迫られる。長時間労働といった「会社の当たり前」に染まりきっていた青年に、「こんな生活おかしい」と妻。労組プレカリアートユニオン(東京)に相談すると衝撃を受けてしまう。

 権利というよりも人間に目覚め…

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