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 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、海外からの交換留学生を多数受け入れている国際教養大(秋田市)は、春学期(4~7月)の全授業をオンラインによる遠隔授業にする。19日に発表した。

 約300ある科目すべてをスカイプやユーチューブなどを通じて提供し、新入生を含む全学生が原則として自宅で履修する。海外との時差を踏まえ、録画で提供することも検討している。

 国際教養大は秋田県が設立し、英語で授業を行うのが特色。約800人の学生のうち約150人が欧米を中心とする約30カ国からの留学生で、感染拡大が欧米でも社会問題化して日本への渡航が難しくなっており、4月開始の春学期に学生を呼び寄せることは現実的ではないと判断した。

 また、通常は学期が始まると、学生の大半が大学敷地内の寮や宿舎で集団生活を送ることになり、感染リスクがあることも懸念したという。大学の担当者は「学生が集まって発症者が出れば大学自体が休校になる。集まるメリットはないと考えた」と話した。(曽田幹東)