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 トヨタ自動車が静岡県裾野市に自動運転や人工知能(AI)の実証都市を建設する計画に関連し、裾野市は23日、「次世代型近未来都市構想」の概要を発表した。国家戦略特区への申請も視野に、トヨタを含む企業や大学との連携をめざす。

 高村謙二市長が同日、市議会の全員協議会で発表した。「スソノ・デジタル・クリエイティブ・シティ(SDCC)構想」と名付けた計画では「田園都市と未来都市の融合」を掲げ、トヨタが来年初めにも市北部の工場跡地で着工する「Woven(ウーブン) City(シティ)」と連動した周辺整備を盛り込む。

 高村市長はトヨタの計画について「そこだけ浮いた空間にならないように地域との融合を図っていく」と述べ、今後、最寄り駅の利便性向上や新しい企業の受け皿づくりなど周辺整備を進める。2020年度中にトヨタや東京大学、周辺企業、NPO法人が参加する会議の設立もめざす。

 構想には、自動運転などの輸送サービスの充実、AIを活用した物流改革、再生可能エネルギーの活用、遠隔教育や在宅医療の推進、無人トラクターやドローンによる農業の効率化などを盛り込んだ。市役所も行政手続きの電子化や24時間対応などを進めるという。(矢吹孝文)