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 竹林をすみかとする外来種のセミが埼玉県などで繁殖している。中国大陸原産のツクツクボウシの仲間で、和名は「タケオオツクツク」という。いったいどこから国内に侵入してきたのか、研究者たちが調べた。

 埼玉県上尾(あげお)市の昆虫研究者碓井徹さん(66)やセミに詳しい林正美・埼玉大名誉教授(71)らのチームが2016年夏から同県川口市北部での繁殖実態を調査。翌17年に、日本セミの会の学会誌で初めて報告した。

 幼虫は竹の地下茎から汁を吸って成長し、成虫の体長は4~5センチと大型になる。川口市では7~8月にかけて「グィーン」と金属音のような鳴き声で大合唱する。鳴くのは日没前後の1時間ほどという。

 竹林を主なすみかとするセミは日本にいないので、ツクツクボウシなど在来種との競合は少ないとみられている。ただ、中国ではタケ類の汁を吸う害虫とされており、生態系への影響についてはさらに調べる必要があるという。

 昨年夏までの調査では、愛知県や川崎市でも鳴き声が確認されたことがわかった。また、川口市周辺ではすでに11年ごろから鳴き声が話題となっていたという。

 生息地域が国内に点在していることがわかってきたが、侵入経路が謎だった。

 碓井さんが注目したのは中国製…

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