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 神戸市西区の精神科病院「神出(かんで)病院」で元看護助手らが入院患者を虐待したとされる事件で、兵庫県警は24日、他にも患者らに無理やり性的な行為をさせたなどとして、元看護助手の和田元規容疑者(27)と男性看護師3人を準強制わいせつや暴行容疑で再逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。

 県警は今月4日、入院中の男性患者同士でキスをさせたり、トイレで水をかけたりしたなどとして、和田容疑者と26~41歳の看護師5人を準強制わいせつ容疑や暴力行為等処罰法違反などの疑いで逮捕していた。

 捜査関係者によると、和田容疑者を含む計4人は他にも2018年10月~19年9月、男性患者同士で無理やり性的な行為をさせたり、患者の頭にテープを何重にも巻き付けたりした疑いがある。

 これらの被害者は当時50~70代の患者3人で、いずれも重度の精神疾患があった。和田容疑者のスマートフォンには患者を虐待する様子を映したとみられる動画約30本が保存されており、病室の床や別の患者の体に塗ったジャムのようなものをなめさせる様子も撮影されていたという。6人は無料通信アプリ「LINE」で、こうした動画を共有していたという。

弱い立場に置かれかねない精神科患者

 神戸市西区の精神科病院「神出病院」で、看護助手や看護師が複数の入院患者に虐待を繰り返していたとされる事件。身体拘束も認められる精神科病院では、患者は弱い立場に置かれかねない。法律の不備を指摘する声もある。

 「ちゃんと食べんか、こら」。兵庫県内にある神出病院とは別の精神科病院。昨年入院した男性(61)は、他の患者が食事補助の病院スタッフから怒られたり、高齢の患者が「ちゃん付け」で呼ばれたりしているのを見た。男性は「頼る人のいない患者や長期入院の患者は、閉鎖的な入院病棟で、スタッフらの言うことが絶対となる」と話す。

 県内の別の精神科病院で最近まで勤務していた20代の男性看護師は、嫌がる高齢の女性患者を看護師が押さえつけて髪の毛を切ったり、スタッフが言うことを聞かない患者をたたいたりする場面を目撃したこともあったという。

 入院患者の中には、壁に自分の…

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