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 セクシュアリティーを分類したり、それを表象したりする行為には、どんな意味があるのか。そんなことを考えさせるグループ展「LGBTQ ART LABORATORY」が、大阪・堂山のコミュニティーセンター「dista」で開かれている。ゲイ男性のエロチシズムを前面に出したゲイ・アートを中心に、さまざまなアプローチで自他の「性」を扱った作品が並んだ。

 たとえば、天野ヒカリはゲイ・コミュニティーで伝統的に「人気」とされる容姿や服装、場面設定をポートレートに投影。山崎達也の版画作品は直接的にはセクシュアリティーに言及しないものの、「the people」の人物群は全員が男性として描かれている。

 今展ディレクターで水彩イラスト作家のFumiya.Kは「蛇と林檎(りんご)、君と僕。」で、創世記の楽園追放を男性カップルの物語に置き換えた。男性器を連想させる蛇の誘いに乗りリンゴを食べてしまったアダムと、裏切りを責め涙を流すアダム。「同性であるがゆえに片方が優位になりやすい、『好いてしまった方が負け』みたいな関係性を皮肉る作品」と作家は言う。

 「『LGBTQ』という言葉を…

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