山田死刑囚の控訴取り下げめぐり特別抗告 寝屋川事件

遠藤隆史
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 大阪府寝屋川市の中学1年の男女殺害事件で、殺人罪で死刑判決を受けた山田浩二死刑囚(49)の控訴取り下げを無効とした大阪高裁第6刑事部の決定を取り消し、審理を同部に差し戻した大阪高裁第1刑事部の決定を不服として、弁護側が最高裁に特別抗告を申し立てた。23日付。

 山田死刑囚は2018年12月の一審・大阪地裁の死刑判決を不服として控訴したが、昨年5月に控訴を取り下げて判決が確定。これに対し、弁護人が取り下げを無効とするよう大阪高裁に申し立てた。

 第6刑事部の村山浩昭裁判長は昨年12月、山田死刑囚が拘置所で刑務官と口論になり自暴自棄になった末に控訴を取り下げたとし、「ただちに確定させてしまうことには強い違和感と深い躊躇(ちゅうちょ)を覚える」として取り下げを無効と決定。検察側が異議を申し立てた。

 第1刑事部の和田真裁判長は今月16日の決定で「強い違和感や深い躊躇」は無効の根拠となりえず、「無効を認めることは法解釈の枠を超えるものといわざるを得ない」と指摘。その上で、山田死刑囚の訴訟能力について判断資料が明らかに不足しているとし、第6刑事部で審理を尽くすのが相当だと結論づけていた。遠藤隆史

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