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職員らが「ばい菌扱い」や乗車拒否 医師感染の病院被害

新型コロナウイルス

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 勤務医2人の新型コロナウイルス感染がわかった兵庫県小野市総合病院北播磨総合医療センター」の職員や患者、その家族らが誹謗(ひぼう)中傷や風評による被害を受けた例があるとして、同センターは22日、「理解と協力」を求める文章を公式サイトに掲出した。

 同センターは、人口約27万、高齢化率30%超の北播磨地域(小野市、三木市など)の高度な医療を担う中核病院。医師2人の感染が判明した12日以降、外来診療と救急、新たな入院患者の受け入れを休止した。26日から段階的に診療を再開する予定だ。

 同センターはサイト上で、職員に対して「ばい菌扱い」「引っ越し業者から引っ越しをキャンセルされる」「タクシー乗車拒否」などの実例があったと説明。また、職員と接触のなかった家族までが勤務先から出勤停止を言い渡されたり、親族が介護施設の利用を見合わせるよう言われたりするケースもあったとし、「医療従事者地域医療を守るため、身体と精神を削りながら懸命に努力している」と訴えた。

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