沖縄の風景ががらりと変わった。中国などの観光客が多かっただけに、新型コロナウイルスの影響がとりわけ大きいからだ。倒産に追い込まれる会社も出て、地元からは悲鳴が上がる。
飲食店や土産物店が軒を連ねる那覇市の国際通り。ふだんは外国人や修学旅行生らでにぎわう。いま、通りには制服姿の団体客もキャリーケースを引く海外の観光客もほぼいない。
「9・11のテロ事件や、リーマン・ショックでも経験したことのない落ち込みようだよ」。市の中心部にある「第一牧志公設市場」で沖縄料理店を営む上原佐和美さん(65)は話す。
両親が1955年に立ち上げた…
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