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 自民党は東京都知事選(6月18日告示、7月5日投開票)で、小池百合子知事に対抗する候補者の擁立を見送る方針を固めた。新型コロナウイルスの感染拡大で今夏の東京五輪・パラリンピックの開催が困難となるなか、再選をめざし立候補が確実視される小池氏との対決を回避する。

 自民党の二階俊博幹事長と党都連の高島直樹幹事長らは24日昼、都内で約1時間会談。高島氏は、都の新年度予算案に都議会自民党が賛成することなどを報告した。過去2年の予算案には反対したが、新年度以降、小池都政に一定の協力をする姿勢を示した。

 小池氏が初当選した前回2016年は、自民党推薦候補が小池氏に大差で敗北。翌年の都議選で自民党は小池氏が率いる地域政党「都民ファーストの会」に歴史的大敗を喫し、議席を半減させた。都連は昨年6月、候補者選考委員会を立ち上げ小池氏への対立候補の擁立を模索したが難航。一方、二階氏は知名度の高い小池氏に「勝てる候補はいない」と繰り返し、党本部と都連で平行線が続いていた。

 こうしたなか、都内でも新型コロナの感染が拡大。安倍晋三首相が夏の五輪の延期を容認したことを受け、党として小池氏との連携を強める必要があるとの見方が出ていた。都連幹部は「独自候補にこだわるのは、都民の支持を得られない」と語った。来年夏に控える都議選も見据え、小池氏と対立するのは得策ではないとの判断も働いたとみられる。

 都連内には、独自候補の擁立を「最後まで諦めるべきではない」との声がなおくすぶるが、擁立は困難な情勢だ。

候補に松岡修造さん、丸川珠代氏らの名前 それでも…

 24日昼、都内のホテルで自民党の二階俊博幹事長が都議会自民党を仕切る高島直樹都連幹事長と向き合った。関係者によると、約1時間の会談で、新型コロナウイルスへの対応や延期が取りざたされる今夏の東京五輪について意見を交わしたという。

 高島氏は、都の新年度予算案に…

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