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 新型コロナウイルスによる肺炎が最初に発生した中国・武漢市の封鎖が4月8日、解除される。人口1100万人の大都市を封鎖するという前例のない感染防止策の実施から2カ月。市民からは期待と不安の声が上がった。世界でウイルスの蔓延(まんえん)が続く中、封鎖解除を決めた背景には、政府の思惑も透けて見える。

 24日、中国のSNS上には武漢の封鎖解除を示す「開城」の言葉があふれた。武漢市内の大学教授の男性(65)は「開城は希望の表れだ」と、朝日新聞の電話取材に声を弾ませた。

 大学生の周祥寧さん(21)も「ニュースで解除を知り、やったと思った。大歓迎だ」と喜ぶ。2月に感染し、自宅隔離を強いられた。自分は快復したが、知り合いが2人亡くなった。それでもここ数日、市内の新規感染者ゼロの発表が続き、「封じ込めは成功した」と感じてきたという。

 一方、不安を口にする住民もいる。

 武漢市内で母親と暮らす会社員…

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