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 細胞の増えかた、コケの成長、クラゲの足の数はどう決まるかまで、扱う対象は幅広い。生き物の形と、物理や数学。大阪大学の藤本仰一(こういち)准教授(理論生物学)は、一見縁遠い研究分野を結びつけ、生命の不思議を解き明かそうとしてきた。

 研究室を出て、里山に絶滅危惧種の花、セツブンソウの花びらを数えに出かけたことも。その成果は、原始的な「双子葉類」の花びらとがくの数のばらつきと、葉のつきかたの関係について数学的に明らかにした論文になった。(https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fevo.2020.00070別ウインドウで開きます

 そんな藤本さんがある日、植物図鑑で気づいたのが、花びらと、花びらの裏にあるがくの配置が植物のグループごとに大きく違うことだ。なぜ、こんな形ができるのか、数学を使えば説明できるのではと考えた。

 花の構造や、花の基からどうや…

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