拡大する写真・図版国際オリンピック委員会のバッハ会長との電話協議に臨む安倍首相(中央、2020年3月24日夜、首相公邸、内閣広報室提供)

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 「4週間以内に結論を出す」との決定からわずか2日。東京オリンピック(五輪)・パラリンピックについて、安倍晋三首相が24日、「1年程度の延期」を提案し、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が同意。IOC理事会は延期を承認した。戦争以外では近代五輪史上初の事態。課題はなお山積みだ。

予想以上の「突き上げ」

 24日夜、首相公邸。バッハ会長との電話協議後、安倍首相は記者団に「遅くとも2021年夏までに開催することで(IOC会長と)合意した。開催国の責任をしっかりと果たしていきたい」と語った。

 来年秋に党総裁としての任期満了を迎える首相にとり、今夏の五輪・パラリンピックは政治的レガシー(遺産)の一つとなる予定だった。1月の施政方針演説では「半世紀ぶりにあの感動が再び我が国にやってくる」と切り出しつつ、「復興五輪」の成功を強調。演説では「オリンピック(五輪)」「パラリンピック」を10回以上、口にした。

拡大する写真・図版国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長との電話協議を終え、取材に応じる安倍晋三首相=2020年3月24日午後9時10分、首相公邸、田辺拓也撮影

 しかし、新型コロナウイルスの感染は世界に拡大。海外から中止や延期を求める声が上がり、日本政府は「延期できるかどうかも分からない。相当うまくやらなければ中止になってしまう」(官邸関係者)と神経をとがらせていた。

 首相は、今月16日にあった主…

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