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 米国で新型コロナウイルスの感染が広がるなか、トランプ大統領が連日、記者会見を繰り返している。24日で12日連続となり、週末も休まずに会見を開くのは極めて異例だ。一方で、不正確な情報を口にしたり、当初の楽観論を翻したりといった内容に、「中継をやめるべきだ」との声も上がる。連日の会見からは、11月の大統領選に向けて自身をアピールしたいトランプ氏の狙いが透けて見える。

 「大統領になるために数十億ドルのコストがかかった」。ホワイトハウスで22日に行われた記者会見。トランプ氏は、大統領に就任したことで自分がいかに損をしたかを延々と話し続けた。「私だったら3、4年でもうける金額だが、大統領になったから、それができなかった」。独演会と化した会見は1時間半にわたって続いた。

 トランプ氏は新型コロナウイルス対策で国家非常事態宣言を出した13日以降、連日、記者会見に臨んでいる。司会役もトランプ氏が務め、一緒に登壇した専門家らが話している間は相づちを打ちながらテレビに映り込む位置に立っている。米国内で新型コロナウイルスへの関心は非常に高く、会見の様子はCNNなどが生中継を続けてきた。

 ただ、専門家ではないトランプ氏が前面に立って説明するため、不正確な情報も目立つ。新型コロナウイルスにマラリア用の治療薬が効果があるかについて「ほぼすぐに使えるようにする」と見通しを語ったが、同席した担当部局の幹部が、安全性を確認した上での認可には時間がかかると修正する場面もあった。

 そもそも、トランプ氏は最近まで新型コロナウイルスについて「うつりやすいウイルスだが、我々は素晴らしく制御できている」(15日の会見)、「理論上は4月までに、少し暖かくなれば奇跡的に消え去るようだ」(2月10日の選挙集会)と楽観論を繰り返していた。

 ところが、米国内の感染者が1日に1千人規模で積み上がり、株価の急落に歯止めがかからなくなると、言いぶりが一変した。

 16日の会見で感染拡大を制御…

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