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 昨年7月の参院選をめぐる公職選挙法違反罪で公設秘書らが起訴された自民党の河井案里参院議員(広島選挙区)は25日、同党の世耕弘成参院幹事長と国会周辺で面会した。河井氏は「起訴された運動員(公設秘書ら)がどういう業務をしていたか知らない」と改めて疑惑を否定し、「今後も議員活動を続けたい」と述べたという。

 会談は世耕氏から要請した。世耕氏によると、河井氏は疑惑について「自分は(参院選の)選挙運動中、街宣車などでの活動に専念していた」と説明。「逮捕された後、(公設秘書らと)まったく連絡が取れず、どういう供述、説明をしているのかもわからない」と述べ、車上運動員に法定上限を超える報酬を支払ったとされる公設秘書らの起訴内容への関与を否定した。

 広島地検は24日、河井氏の公設秘書の立道(たてみち)浩容疑者(54)ら2人を公選法違反(買収)罪で起訴。公選法に基づく連座制の適用に向け、禁錮刑(執行猶予を含む)以上が確定した場合に河井氏の当選無効を求める行政訴訟を起こすため、公判を迅速に進める「百日裁判」を広島地裁に申し立てている。河井氏は世耕氏に対して、「裁判の決定には従う」とも語ったという。(鬼原民幸)