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 マスクも使い捨てから使い回しへ――。新型コロナウイルスの感染拡大で、布製マスクに注目が集まっている。繊維メーカーが衣類の開発で培った技術を生かし、洗える製品を続々と出している。使い捨てマスクは国をあげて増産に取り組んでいるが、需要が大幅に上回っており、品薄は解消できそうもない。布製の普及でマスクの買い替えが抑えられれば、いまの状況が少しは和らぐかも。

 京都府精華町の繊維会社ミツフジが開発した「hamon(ハモン) AGマスク」は、家庭用洗濯機で約50回洗える。医療用ウェアと同じ素材を用い、抗菌作用があるという銀繊維のシートも組み込んだ。1枚税込み3300円と値が張るが、17日にネットで売り出したところ、「相当な数の問い合わせがある」(担当者)。

 祖業は西陣織の帯工場。最近は織物とITを組み合わせた「スマートウェア」を手がけるなど、新しい事業に挑戦している。マスクもその一つで、福島県の工場で月5万枚を生産する。

 大阪府吹田市のパレ・フタバは手洗いできるマスクを開発した。広島県の工場で女性用のストレッチパンツを作っており、伸縮できる素材をマスクに転用した。柔らかい肌触りと「フィット感」が特徴で、2枚セットで1千円。すでに数万枚の注文が入り、いったん受注を止めたが、近く再開する予定という。

 繊維や医薬品を手がける名古屋市の興和も、再利用できるマスクを増産する。綿100%の薄いガーゼを15枚重ねたもの。4月に5千万枚の生産を見込み、国に納める計画だ。

 厚生労働省も布マスクの使用を推奨している。使い捨てマスクは「風邪や感染症の疑いがある人たちに使ってもらうことが何より重要」と訴える。健康な人や使い捨てマスクが手に入らない場合は「代用品を使おう」と呼びかけ、ガーゼマスクやタオルでも飛沫(ひまつ)を防ぐ効果があると指摘する。

 使い捨てマスクが足りないのは…

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