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 日本政府は25日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全世界を対象に、4段階のうちの上から3番目にあたる「レベル2」(不要不急の渡航をやめるよう呼びかけ)の「危険情報」を発出した。政府が、世界全体を対象に不要不急の渡航をやめるよう呼びかけるのは初めて。

 危険情報は、治安や政治情勢などを総合的に判断した安全対策の目安。外務省によると、世界各地で国境閉鎖や外出禁止の措置が取られ、さらに航空便の運航停止や減便で日本人旅行者らの行動が制限される事例が相次いで発生。滞在先からの出国が困難となる事態を防ぐため、発出したという。

 また、同省は同日、欧州3カ国(アイルランド、ポルトガル、スウェーデン)について、危険情報とは別に感染症に特化した「感染症危険情報」を「レベル3」(渡航中止勧告)に引き上げることも発表した。

 海外渡航をめぐっては、政府は18日、感染症危険情報について全世界を対象に「レベル1」(十分注意)を発出。これまで、イタリアやスペイン、ドイツなど欧州18カ国のほか、イラン、中国、韓国などを感染症危険情報「レベル3」に順次引き上げてきた。(楢崎貴司)