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 「嘉代子桜・親子桜」を知っていますか。長崎原爆の犠牲になった女子学生、林嘉代子さん(当時15)と、娘をしのぶその母にちなんだ桜が北九州市内各所に植えられている。なぜ北九州に植えられたのか。同市小倉北区の田口文彦さん(73)は昨夏、子どもらに伝える活動を始めた。

 嘉代子さんは長崎市の旧城山国民学校(現・城山小学校)で学徒動員中に被爆死した。嘉代子さんの母親が花好きだった娘をしのび、桜を学校に植え「嘉代子桜」と呼ばれるようになった。

 「私も知らなかったんです」。埼玉県で生まれ育ち、就職を機に北九州に来て約50年間暮らし続けている田口さんは6年前、小学校教員の次女が平和学習のために取り寄せた紙芝居に興味がわいた。嘉代子桜の物語が書かれていた。そして、その桜にちなむ「嘉代子桜・親子桜」が北九州市内の小中学校や公園に植えられていることを知った。詳しく調べ始めた。

 田口さんが暮らす小倉北区大手…

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