新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中、青森や八戸などから東京・新宿などへ高速夜行バス3路線を運行している岩手県北自動車南部支社(青森県八戸市)では、バスを改修するなど、感染防止策を実施している。
飛沫(ひまつ)の飛散を抑制するため、3列シートには各席、4列シートには隣との間に、仕切りカーテンを新たに設けた。同支社によると、4列シートへのカーテンの設置は珍しいという。
乗降口に消毒液を設置し、運行するたびにシートや手すり、ドアノブなどの消毒も実施。サービスエリアでの休憩中に、ドアを開けっ放しにして換気している。
同支社の高速バスは、2月26日に政府がイベントの開催自粛を呼びかけて以降、乗客数が前年比で半減している。それでも高橋学・支社長は「帰省や出張など移動を必要とする人はいる。お客さんに少しでも安心感を与えたい」と話す。(西畑志朗)
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朝日新聞社会部