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 トランプ米政権の中東和平案は、パレスチナ社会の強い反発を招いている。イスラエルとの対話を試みる動きには「裏切り者」との非難が巻き起こるほどだ。(エルサレム=高野遼)

訪問したら「裏切り者」

 2月中旬、20人ほどのパレスチナ人政治家がイスラエルを訪問した。イスラエルの政治家や活動家と対話し、パレスチナ問題を前に進めようとの取り組みだ。

 この訪問がパレスチナ側で思わぬ反発を呼んだ。「裏切り者」「イスラエルとの関係正常化なんて求めていない」。SNSで非難が巻き起こり参加者のリストが拡散、糾弾対象になった。あまりの非難に辞職を表明する政治家が相次いだ。

 8年前から続く交流の一環で、しかもパレスチナ解放機構(PLO)の委員会が主導する公式な訪問だった。「過去に数百回も交流を重ねてきたが、こんな非難を受けたのは初めて」と参加者の一人は驚く。

 市民の怒りの背後には米国が1月に発表した中東和平案への反発がある。和平案はイスラエル寄りで受け入れがたいものだった。

 騒ぎは続いた。2日後、今度はイスラエルのジャーナリストの団体が自治政府に招かれてパレスチナを訪れると、再び市民から非難の声が上がった。会合が開かれたレストランには翌朝、火炎瓶が投げ込まれた。

 記者を派遣したエルサレム・ポ…

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