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 新型コロナウイルスの感染が東京都内で急速に拡大し、小池百合子都知事が今週末28~29日の外出自粛を要請したことを受け、飲食や小売りなどの業界が対応に追われている。営業時間を短縮したり、休業したりする動きも出てきた。

 「ガスト」「バーミヤン」を展開するすかいらーくホールディングスは都内の275店で、28~29日の深夜営業を中止する。午後11時ラストオーダーとし、午前0時に閉店する。週末は宅配サービスの利用者が増えるとみて、店舗周辺では必要に応じて従業員が徒歩でも配達するという。

 タリーズコーヒージャパンは都内約210店で通常営業する予定。ただ、アルバイトの勤務意向をヒアリングし、その結果によっては営業中止の可能性もあるという。

 串カツ田中は、週末は都内の店舗の営業時間を短縮する方向で検討している。

 ファッションビルのSHIBUYA(シブヤ)109渋谷(東京都渋谷区)は27日から営業時間を午前11時~午後7時に短縮し、週末の28~29日は休館する。「休館や営業時間短縮は感染拡大を防ぐために若い世代に向けたメッセージになる」(広報)という。

 NTTドコモは4月1日まで、都内にある販売店全224店舗の営業時間を約3時間短縮する。多くの店は営業時間が午前10時から午後7時までだが、午後4時で営業を終える。出勤する従業員の数も減らし、利用者にはオンラインでの手続きを促す。ウイルスの感染状況によって時短営業の期間を延長することも検討する。

 清水建設は28、29両日、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県での工事を極力取りやめる方針を明らかにした。工程を調整できた案件が対象という。(長橋亮文、井上亮)