愛知県も東京への移動自粛を要請 知事「経済の大動脈」

江向彩也夏
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、愛知県大村秀章知事は27日、今週末の28、29日について、東京都への不要不急の移動を自粛するよう県民に求めた。東京都や関東各県で移動自粛の要請が出されているのを受けた対応だ。この日の県新型コロナウイルス感染症対策本部会議で表明した。

 大村知事は「東京へは、東海道新幹線で2時間で行くことができ、移動する人も多い、経済の大動脈だ」と言及。「愛知県は首都圏に最も近い大都市圏なので、東京への移動自粛を要請したい」と述べた。

 愛知県では26日時点で157人の感染が判明し、19人が死亡した。96人が入院中でうち8人が重症だ。すでに退院した人は42人いる。県は25日までに、濃厚接触者2406人を検査しているが、3月10日以降、感染が確認される人の数は減ってきたという。

 大村知事は、この日の会議で「愛知県内は感染者の発生が落ち着いてきたので、県内での移動自粛要請はしない」と話した。ただ、会議後の取材に「花見の自粛など不要不急の外出は控えてほしいとの呼びかけは続ける」と話し、手洗いやうがいなどの感染防止策を徹底してほしいと訴えた。(江向彩也夏)

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